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ヴィース巡礼教会(2)



ヴィース教会は、同じ建築家が設計したシュタインハウゼン教会と造りが似ている。上から見ると楕円形に作られた身廊、その周りを取り巻く柱、天井一杯に広がる天井画。それでもヴィース教会はシュタインハウゼン教会よりも更にきらびやかな印象を受ける。

(内陣右側)

内部空間全体がきらびやかなヴィース教会だが、とりわけ内陣の華麗さは群を抜いている。シュタインハウゼン教会と比べてすぐに気づくのは、ヴィース教会の内陣は奥行きがあるということだ。中央祭壇はずっと奥にあって、それより手前には左右に聖歌隊席が向き合っている。この長い聖歌隊席が、内陣に奥行きを作っている。

聖歌隊席に立ち並ぶ柱は青色で、その奥にある中央祭壇の赤い柱と色分けされており、見た目にも美しい。

こうして内陣に奥行きがあることは、一方では独特な空間を作り出すことに成功している。聖歌隊席の列柱は美しいし、中央祭壇が奥まった所にあるのは神聖さを強調するのにも役立っているかもしれない。

しかしまた他方では、巡礼者が有名なキリスト像を間近に拝めないという問題につながる。なにしろキリスト像は、奥行きのある内陣の奥の方にあるのだから。どこの教会でも内陣の前にはロープが渡されていて、一般の拝観者はそれより先へは行けない。

ところがヴィース教会は、ユニークな方法でこの問題を解決してしまった。

内陣の聖歌隊席は、いわば二階席になっている。それではその下の一階にあたる所は何かというと、通路になっているのだ。この通路が一般の拝観者に開放されているので、拝観者は内陣左右の通路を通って、本来なら近づけないはずの間近な所までキリスト像に近づくことができる。

それではスライド形式で、内陣左側の通路を通ってキリスト像を見に行こう。

小さな入口を入ると、中は2人の人間がなんとかすれ違える程度の幅だ。壁には色々なものが陳列してある。

途中の壁に窓が開いていて、そこから内陣が見える。

2つ目の窓からは、ちょうどキリスト像が見えるようになっている。

通路はもう少し先まで続いている。突き当たりまで行ったら、入ってきた入口まで引き返す。

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