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ドラゴン退治の祭り

ドイツ各地に祭りがあります。行楽地を取材するこのページとしては、祭りもまた気になるところです。ところで、2月/3月のカーニバルと12月のクリスマスマーケットを別として、その他にとりわけユニークな祭りがあるでしょうか? ありました。それがこの「ドラゴン退治の祭り」です。

場所はチェコとの国境付近、フルト・イム・ヴァルトという小さな町です。この町では昔から夏になると祭りが開かれ、そのクライマックスは特設野外劇場で行われるドラゴン退治劇なのです。

私が祭りに参加したのは2日目、つまりは前夜祭が終わっていよいよ本番という日でした。

朝の旧市街。前日から飲んでいたおじさん達がすでに「出来上がって」います。中には酔い潰れているお兄さんも。

さあ、いよいよ始まり。この町は小さな町なのですが、沢山の町民がこの日に備えて楽器の練習をしてきたようです。いくつものグループに分かれていて、それらが町の至る所で演奏を始めます。だから、いつもどこかで何かが催されています。

上のシーンの音声をどうぞ(fest1.wav MPEG3中音質モノラル音声 121KB)

騎士の格好をした一団が行進しながら、時々号令とともに鉾を振ります。

そのころ野外劇場はどうなっているかというと、ドラゴン退治劇はまだ始まらないので別の催しに使われています。これはパントマイム劇。単純に善と悪を表現したチャンバラで、わかりやすく、迫力があります。

グロッケンシュピールもあります。時間になると鐘がメロディーを奏でます。

上のシーンの音声をどうぞ(glocken.wav MPEG3中音質モノラル音声 124KB)

南ドイツの祭りなら、これも忘れちゃいけません。こんがりとローストされた鳥にビール。長椅子が並べられた会場は人で一杯。

そろそろ祭りは佳境に入ります。仮装行列が町を練り歩いて帰ってくると、そのままドラゴン退治劇へ。

劇のストーリーは、残念ながらよく練られたシナリオ、とまでは言えないんです。悪人が捕まるのがメインならドラゴンがおまけになっちゃうし、ドラゴンがメインならそれまでの悪人は何だったのということに (^^; でも許しましょう。ようするに死んだと思っていたヒーローは生きていて、いい気になっていた悪人は捕まり、ヒーローは騎士の称号が与えられてドラゴンをみごと退治する、と。

劇のラストシーン、鼻から火を吹くドラゴンのお出まし。

でも写真枚数の都合で、もうドラゴン死にました。ごめんね。

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